月に吠えて、蝶を夢む

“最佳的译文永远在路上”

【翻译练习】萩原朔太郎「愛憐」

 

爱怜

    萩原朔太郎

 

定是用可爱坚硬的牙齿,

啮食草之绿的女人啊,

女人啊,

这浅绿青草的阴气

为你的脸庞无遗着色,

令你情欲高涨,

在繁茂的丛草中悄然嬉闹吧,

看啊,

此处风铃草摇曳,

彼处龙胆花正柔柔招手,

啊,我紧紧抱住你的乳房,

你则用力按住我的身体,

而后,在这悄无人烟的原野里,

让我们如蛇般嬉戏吧,

啊,我将紧紧缠卷而将你疼爱,

在你美丽的皮肤上,涂抹青草的叶汁。

 

 

 

 

 

 

 

愛憐

    萩原朔太郎

 

きつと可愛いかたい歯で、

草のみどりをかみしめる女よ、

女よ、

このうす青い草のいんきで、

まんべんなくお前の顔をいろどつて、

おまへの情慾をたかぶらしめ、

しげる草むらでこつそりあそばう、

みたまへ、

ここにはつりがね草がくびをふり、

あそこではりんだうの手がしなしなと動いてゐる、

ああわたしはしつかりとお前の乳房を抱きしめる、

お前はお前で力いつぱいに私のからだを押へつける、

さうしてこの人気のない野原の中で、

わたしたちは蛇のやうなあそびをしよう、

ああ私は私できりきりとお前を可愛がつてやり、

おまへの美しい皮膚の上に、青い草の葉の汁をぬりつけてやる。